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【2017/11/25 19:59 】 |
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「君は、眩しそうだね。真っ暗なのに、まるで、北国で裸眼でユキを見ているようだね。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「ゆきって、自分の名前をそこに出すのは、どうかと思うよ。それに北国って…」
「ひひひ、いいじゃん。かけ言葉だよ。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「でも、ユキと僕がここでふたりで寝ころんで、桜を見ているなんて、きっと誰も解らないね。」
「そうだねぇ。だってここにこんな木が生えてるなんて、誰も知らないからね。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「月あかりだけで、桜を見るのって、なかなか僕も洒落た事考えるよね。」
「君の才能として、一応認めてあげる…。公園とかで、ぼんぼり吊してっていうの、私あんまり好きじゃないし…。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「それに、公園じゃ、こんなことできないし…。」
「馬鹿だなあ、君は…。」
「その馬鹿とつきあってるのは、ユキだよ。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「そうだね。今どんな感じ?
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「今とっても気持ちが、いいんだけどさ。血が、なくなるって、なんだか眠くなるみたいな、そんな感じだね。とっても気持ちいいかも…。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「そうなんだ…」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「ユキは、どう?」桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「私は、それも、あるけど、なんだかちょっと、寒いかも。あと、景色がぼんやりしてきたよ。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「ああ、そうか。じゃあ、抱き合ってとかちょっと恥ずかしいから、手をつなごうか?」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「君はホントに馬鹿だなあ。そんな事したら、よけいに恥ずかしいじゃないか。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「それじゃあ、おいで。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「うん。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
「あ、ユキ、もう冷たいね。」
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
桜の花びらが降ってくる。暗闇に花が咲く。白い。
月が真上に白く上っている。風は、緩やかに草木を撫でている。

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【2011/03/26 21:24 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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